3日目に入り、疲れて来たのはカウンセラー達。キャンパーは元気な姿で朝早くから集まってくれました。この2日でもうお互いに仲良くなり、朝着くとすぐに皆で遊び始めました。大縄を使って、電車ごっこ。小さい子供が遊ぶ遊びのようですが、このキャンプでは大きなお友達まで一緒になって「出発進行!!」。駅で待つ役(?)を務めているキャンパーもいました。
今日、飛び入り参加で新しいキャンパー1人とカウンセラーが1人増え、皆で名前を覚えました。今日のラジオ体操でも真剣な様子。シールを貼ってもらうという習慣も身に付き、体操が終わるとカウンセラーの元へ走って行き、整列していました。ラジオ体操に続いて、全員で「ジェンカ」を踊りました。どうも音楽とはズレてばかりでしたが、最後には長い一列につながりました。
体を動かしたばかりなのに、すぐに遊びに行きたがるキャンパー達。しかしその前に今日のお昼ご飯作りの手伝いをしてもらいました。
焼きそば用のお野菜を刻みました。玉ねぎとニンジンの皮を剥き、キャベツとソーセージも細かく切りました。今回は玉ねぎで涙を流すキャンパーはおらず、お兄さんお姉さんに手を取ってもらいながら、充分注意してナイフで切っていきました。途中、よく見れば刻まれたニンジンの大きいこと。思わず、「カレーじゃないよ~。焼きそばに入れるんだよ。」
16名のキャンパーと11名のカウンセラーと大人分として、計24玉の焼きそばが調理されました。お手伝いが好きなキャンパーは、大人と一緒に焼きそば作りに励みました。
ほとんどのキャンパーは、お昼の下準備が終わると、すぐにフィールドに飛び出し、派手な水遊びが始まりました。今日もまた蒸し暑く、午前中とは思えない陽気に、水遊びは楽しくて仕方がありません。最初は濡れていなかったキャンパーやカウンセラーも一度濡れてしまえば、もうお構いなし。また水を掛けられる、掛ける楽しさもあったようです。
そんな中で感心したのは、みんなが思い切り水を掛け合っているにも関わらず、「着替え持ってない」「今日は濡れたくない」と言う仲間がいると、ちゃんとその言葉を聞いて、水がかからないように気をつけていたこと。他のキャンパーが水を掛けそうになると、「ダメだよ。XXくんは今日濡れたくないんだって」とお互いに気を付け合っている姿。私に対しても、水は掛けてもいいけど、カメラに水は掛けないように、という注意点をしっかり憶えていてくれます。(おかげで、背中はびっしょり水を掛けられましたが、カメラを構えていた前方は全く濡れませんでした!)
皆がだいぶ濡れた頃に、タイミング良く雨が降ってきました。もう皆全身びしょ濡れなので、雨もあまり気にはなりませんでしたが、切りが良いのでそこでお昼ご飯にしました。
焼きそばに、昨日剥いたとうもろこしをゆでたもの、ブルーベリーを食べました。焼きそばを何度もお替りするキャンパー達。足りないとまでは行かないものの、あれだけの焼きそばは全部なくなりました。ご飯を食べ終わる頃には雨も上がり、キャンパー達はまたフィールドに走って行き皆でキックボールを楽しみました。
今日は作品作りをしました。うちわ作り、風鈴づくり、砂絵、ボードボールゲームの中から一つ選び、色をつけました。作品作りのあとは、ちょっとしたお祭り雰囲気を味わうために、金魚すくいと、ヨーヨー釣りに挑戦。金魚はみんな2匹ずつ救いました。「袋にお水も入れてあげないと、金魚が死んじゃうよ」と真剣なコメント。上手に2匹以上釣れたキャンパーもいれば、コツを掴めず、破けてばかりのキャンパーもいました。
各チームの出し物はだいぶ決まってきたようです。「日本のかえるチーム」は今日は発表時に使うものを作り始めました。「チームとらしし」も案がまとまり、真剣な意見の交換がなされていました。
絵日記を書いた人からラムネを貰い、飲みました。開け方がわからないキャンパーのラムネを開けてくれる優しいキャンパーや力強いお兄さん、お姉さん。喉が渇いていたのか、みんなあっと言う間に飲み干してしまいました。
今日で最後のキャンパーとカウンセラーがいたので、歌の最後にみんなでお別れを言いました。